交通事故の示談解決の期間は平均くらいかかるのか



一般的でいいんですけど、解決までどれくらいかかりますか?

過失割合はどれくらいで決まるんですか?

よく聞かれる質問ですね。
当事者としては、「早く終わらせてスッキリさせたい!」という気持ちは当然あるでしょう。

事故によって、解決までの期間は変わります。

しかし質問した方もそんなことは分かっていると思います。

知りたいのは、目安や平均ですよね。

担当者としては、下手なことを言って

契約者

契約者
○○日で終わるって言ったのに全然終わらないじゃないか!!

と言われるのが嫌なので、明言は避けています。

早いのは数日、長いと数年かかるので平均は難しいです。

しかし10年間業務をやってきた体感としては、物損事故の70%以上は1、2か月で解決するのではないでしょうか。

事故の内容などにもよって、期間は大きく変わります。

早期解決する事故のケース

早期とは1か月以内を指します。

お互い小さな傷で自損自弁で解決する

これが一番早い解決パターンです。

接触したものの、傷も小さいのでお互い自分で直しましょう、といって両者が納得するパターンです。

自損自弁とは「お互い請求しあわずに、自分の傷は自分で見ましょう」ということをです

自損自弁についてはこちらで詳しく説明しています

自損自弁の示談をすることのメリット・デメリットとは?

お互い修理も自分で払う、あるいは修理をしないということなので双方納得した時点で解決です。

保険会社に連絡してから数日(早ければ当日)に解決となります

 

損害も小さく、過失もすぐ決まるとき

こちらは数日、というわけにはいきませんが、時間はかかりません。

過失が双方納得している場合は、修理金額が確定すれば、あとは保険会社で示談をするだけです。

軽微な事故であれば修理は長くても1週間から2週間ほどでしょう。

なので2~3週間で示談解決が見込まれます。

 

1か月から2か月で終わるケース

車の損害が大きい場合

車の損害額が決まらなければ、支払う金額が決まりません。

車の修理に時間がかかれば、その分示談解決まで時間がかかります。

とは言え、どんなに損害が大きくても1~2か月あればほとんどの車は修理完成します(工場が繁忙などの場合は別)。

あとは過失が決まってしまえば解決となります。

修理完成前に過失が決まることもありますし、修理金額確定してから、過失を確定させるケースもあります。


 

長期化するケース

損害に争いがある場合

車の損傷個所などでもめることがあります。

例えば

Aさんは右のドアも今回の傷と主張する。

しかしBさんは、Aさんのドアには当たっていないと主張。

などです。

上記は分かりやすい例ですが、相手が求める請求と、こちらが支払うべき金額と主張する箇所が異なっている場合は、しばしばあります。

お互いの意見が合致するまで解決はしないので、長期化する可能性があります。

いつ終わるのか?と聞かれることがありますが、両方が納得できたタイミングになります。

なので、納得しない限りは終わりません。

 

過失の主張が双方食い違う時

損害に争いがあるときと同じですが、過失も決まらないと解決にはなりません。

過失割合はお互いの言い分があり、なかなか譲れない方ももちろんいます。

どちらかが諦めて譲歩するか、お互い歩み寄って解決を図るかしかありません。

過失が決まらなければ示談成立にならないので、3か月以上かかるケースもあります。

弁護士が介入する事案

こちら側でも、相手側でも弁護士が入ってくる事故は、長期化する覚悟をしましょう。

弁護士へ依頼する流れは次のようになります。

1、事故の概要を説明する

2、委任状を書く

3、弁護士が交渉開始

4、平行線が続けば裁判

5、示談成立

となります。

弁護士に委任してから示談するまでの期間は、数か月、裁判になれば1年以上かかることもあります。

しかし弁護士へ依頼すれば確実に解決まで一歩一歩進みます。

過失などで平行線が続くようであれば、早めに弁護士へ依頼するのも一つの手です。

弁護士費用特約に加入していれば無料で対応が出来ます。

加入していない人は、保険料も安いので必ず入りましょう。

弁護士費用特約に入っているだけで、交通事故で泣き寝入りすることがなくなります。

弁護士費用に加入した場合の保険料を調べる

 

まとめ

以上示談解決までの期間についてでした。

示談解決には、損害額の確定と、過失割合を決める必要があります。

この二つさえ決まってしまえばすぐ解決となります。

しかしどちらか一つでも決まらない場合は、ずっと示談成立にはなりません。

担当者に事前に、「どれくらいで終わるのか」と聞かれても答えられない理由がそこにあります。

ケースバイケースなので答えはありませんが、ケースごとの解決までの期間を知っておけば目安になると思います。

事故対応力に関する記事はこちら

>>事故対応力が良い保険会社は?【元事故担当者が徹底解説】

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