同じ保険会社同士の事故の場合、過失割合や賠償など大丈夫か?

「事故相手の加入している保険会社も自分の入ってる保険会社と同じだった」

こういったケースは決して珍しくありません。

当事者としては、同じ保険会社だからって口裏合わせていいようにやっているのでは?と不安になる方もいます。

実は同じ保険会社の場合、メリットの方が大きいのです。
その実態について説明いたします


同じの保険会社同士でも通常通りに対応する

当たり前のことなのですが、同じ保険会社であろうと、違う保険会社であろうと対応は変わりません。
担当者は、それぞれの契約者の意向に沿って交渉する必要があるからです。

そして過失は判例タイムズという資料があり、割合の考え方となる基準があります。

その基準にしたがって過失割合を検討していきます。

今は判例タイムズの考え方を知っている人も少なくありません。

そういったお客様に、判例タイムズを無視して説明をしてしまったら、信頼度は一気に落ちてしまいます。

保険会社はそんなリスクを負いたくありません。

同じ保険会社同士だろうと通常通り交渉をします。

融通が効かせやすいので解決しやすいというメリットが大きい

同じ保険会社同士だと不安に思う方、不審に思われる方が一定数います。

しかし、逆なのです。

同じ保険会社同士であれば、メリットの方が大きいのです。

一番の理由は融通がきかせやすいから、ということです。

過失交渉において、融通とはどのようなことでしょうか?

通常の過失交渉であれば、基本割合にのっとり、お互いの主張をぶつけあいます。

その中で、双方納得いった場合に示談・解決となります。

でも双方が納得いく場合でも、保険会社の立場として妥当な割合でなければ支払うことが出来ないのです。

具体的な例を挙げてみてみましょう。

過失割合を融通を効かせる具体例

例えば基本割合が80:20の事故としましょう。

A子さんが80%、B男さんが20%責任があるということです。

A子さんも80%を認め、B男さんも20%と認めれば、すぐに解決です。

でもそう簡単に決まらないこともあります。

B男さん

B男さん
僕はまったく悪くない。0%だ!!
A子さん

A子さん
私も100%認めます。相手に払ってあげてください

仮に両者が認めたとしても、本来の割合が80:20であれば保険会社は払えません。

本来80%しか払う必要がないからです。

「契約者が認めてるんだから全部払ってくれ。こっちは保険料を払っているんだ!」

そういう方もいらっしゃいます。

1人1人のお客様ももちろん大切です。

でもすべてのお客様からいただいている保険料で運営しているのです。

払う必要がないものを簡単に払うことは出来ません。

ただ、同じ保険会社同士であれば話は別です。

Bさんが払うべき賠償額も、同じ保険会社が払うのです。

保険会社としてはAさんの保険で80%、Bさんの保険で20%払うのも、Aさんの保険で100%払うもの出費はほとんど変わりません。

同じ保険会社であればこのような考え方が出来るのです。

双方が納得するのであれば、同じ保険会社同士の方が解決しやすい、ということです。

 

まとめ

以上同じ保険会社同士の過失割合についてでした。

第三者の目が入らないから保険会社内で、いいようにやっているのではないか?

と疑う方も少なくないです。

しかしそれは考え過ぎです。

まずは自分が担当をするお客様の意向に沿って対応しますし、判例タイムズという基準もあります。

そしてこじれた時に融通をきかせやすいのです。

融通をきかせる場合も、双方の了承が取れてからなので、保険会社が勝手に話を進めるわけではありません。

不安にならず、ラッキーかもしれない、くらいに考えるのがちょうどよいと思います。



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