センターラインのない道路のすれ違い事故の過失割合は?

元担当者のタキノベです。

よく揉めるケースのひとつが、「すれ違いの事故」です。

すれ違いの事故は別名「離合事故」とも呼ばれます。

なぜ揉めやすい要因の一番大きいのが過失割合です。

センターラインのある道路で、明らかに片方がセンターラインオーバーをしていれば揉めることもありません。

センターラインのある道路は、センターラインオーバーした方が100%悪い事故となります。

過失割合が100:0になるケースはこちらです

過失割合100:0の事故の種類について

しかしセンターラインのない事故は100:0とはなりません。



センターラインなしのすれ違いの過失割合は基本50:50


いやいや、こっちは気をつけながらゆっくり走っていました。相手が何も気にせずスピードを出していたのが悪い。

相手がこっちの方に寄ってきたからぶつかった

とそれぞれの主張が出てきます。

明らかに片方が寄っていたり、スピード違反をしていた場合には60:40や70:30となるケースもあります。

しかしそれはかなり稀なケースです。

なぜかというと、相手が寄ってきた、スピード違反をしていたという立証が難しいからです。

すれ違いでぶつかる事故ということは、狭い道路です。

住宅街のケースが多いと思いますが、そのような場所に防犯カメラがあることはあまりありません。

目撃者から確認することも難しいので、自分の主張を客観的に証明することが出来ないのです。

ドライブレコーダーがあれば、自分の主張を立証することが出来る場合もあります。

特に自分が停止していたかどうかは立証できます。

 

すれ違いの当て逃げによる過失割合はどうなるのか?

すれ違い事故の揉めやすい原因のもう一つが、当て逃げに繋がりやすいことです。

進行方向が逆の相手なので、ぶつかった人も動揺からか、そのまま離れてしまうことがあります。

しかしドライブレコーダーや携帯のカメラ、もしくはその場で追いかけたり、結局逃げた方は捕まり、事故の対応をすることになる、というのはよくある話です。

そうなってくると、さらに過失割合は揉めます。


逃げるなんてモラル的にどうかしてる。

やましいことがあるから逃げるんだ。

逃げられた方からすると、当然の感情かもしれません。

しかし、過失割合というのは接触までの行動で決まるのです。

「逃げる」という行為は接触の後の行動のため過失割合には影響しないのです。

つまりすれ違い後、当て逃げをしても過失割合は基本50:50となります。

当て逃げの過失割合についての記事はこちらです

当て逃げ事故は過失割合よりも警察の対応が変わる

当たり前のことですが、接触してしまったら現場から離れずに対応しましょう。

過失割合が変わらず50:50だとしても、警察から処罰を受けることもあります。

すれ違いの際に道を譲るために停止した場合の過失は?

狭い道路で、対向車が来ていた場合、片方が停止するケースがあります。

その場合は過失割合はどうなるのでしょうか?

停止していた位置にもよりますが、動いていた車が100%の責任を負うことが一般的です。

止まっているのを認識して通れると判断して走行した、からです。

そこで接触をしてしまった場合は、その認識が誤っていた、ということです。


停まっていた位置が悪い。あんな場所に停められても通れるわけがない

と主張される方がいますが、「ではそこを走行しなければよかったですよね」となってしまうのです。

停まって、相手に動くよううながせば良かった話、と判断されます。

もちろん相手に動くように伝えたのにもかかわらず、相手が悪意あって動かない場合は100:0とならないケースもあります。

また停止と言っても、直前に停止した場合は停止とはみなされません。

走行していて、「危ない!」と思って急ブレーキを踏んで停止。

しかし相手はそのまま走行をして接触。

そのような直前の停止は、停止ではなく走行と同じ扱いになります。

よって50:50が基本的な割合となってきます。

まとめ

以上すれ違い事故についての過失割合でした。

過失で揉めやすいケースの一つです。

ただサイドミラー同士が接触することが多く、車の損害が小さいことが多いです

そのため、お互い早期解決を望み、お互い請求しあわずに自分の傷は自分で直しましょう、ということで解決になることもあります。

これが自損自弁とよばれる解決方法です。

自損自弁についてはこちら

自損自弁の示談をすることのメリット・デメリットとは?

狭い道路では細心の注意を払って走行するのが一番です。

しかし走行をしていると50:50、と過失を取られるリスクがあります。

狭い道路で対向車が来た場合、停止して相手に道を譲ってしまいましょう。

事前にしっかりと停止していれば、接触する可能性が低くなります。

仮に接触してしまっても自分の責任が0%となる可能性が高いです。




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