直前停止とは何秒から?過失割合はどうなるの?

元担当者のタキノベです。

過失の交渉をしていて、よく出てくる主張が


こっちは停まったんだから、何も悪くない

というものです。

確かに駐車中、停止中の接触事故は100:0となるというのは、よく言われています。

100:0の事故類型はこちらの記事をどうぞ。

過失割合100:0の事故の種類について

しかし、停止の中にも「直前停止」と呼ばれるものがあります

この直前停止の場合は停止中とはみなされません。

つまり100:0となるのは難しいケースが多いです。

今回はこの直前停止について説明していきます。

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直前停止の定義は?何秒からが直前停止か?

直前停止とは明確な定義・時間的な定義がありません

秒数も3秒までは直前停止、という方もいますし、5秒までを、という方もいます。

事故の場所・状況にもよってきますので、明確に定義づけることが難しいのでしょう。

だからこそ揉めてしまいやすいのです。

ではどのような状況を直前停止と呼ぶのでしょうか?

一般的には危険を回避するための急ブレーキは直前停止に当たると考えられます。

交差点内や駐車場内で、相手がきて「危ないっ!」と思って急ブレーキをかけたけども、相手が停まりきれずに接触。というのは直前停止に当たります。

停まって側としては、


こっちは停まれた。停まれなかったのはそっちの注意不足だ。スピードが出し過ぎてたんじゃないか?

という気持ちになりますが、実際0:100とはならないでしょう。

相手の主張としては


急に飛び出されたって停まれるわけがない

となってしまいます。

直前停止で0:100となるケースは稀と考えてよいでしょう。

直前停止はどれくらい過失割合が修正されるのか?

直前停止をしても、過失割合は修正は難しいです。

つまり直前停止の場合は、動いていたことと同様にして考えられるのです。

そのため直前停止の事故は、判例タイムズの基本割合が適用されるケースが多いです。

判例タイムズとは:過去の判例をもとに、様々な事故状況の過失割合が載っている資料です。全ての保険会社はこの資料で交渉を行っております。

裁判でも使われる資料となっているため、過失割合を決めるのに重要な役割を果たします

もちろんケースバイケースではあります。

停まっていた秒数や状況にもよって変わる可能性はあります。

しかし、何秒停まっていたか、というのは立証がほぼ不可能です。

当事者が5秒以上停まっていた、といっても相手はそれを認めてくれるか分かりません。

相手が認めてくれないのであれば、防犯カメラやドライブレコーダーなどがない限り立証はほぼ不可能でしょう。

そのため判例タイムズの基本割合が適用されるケーズが多いのです。

まとめ

以上直前停止についてでした。

停まっていた、という気持ちから無過失に思うことは自然な流れかもしれません。

基本割合で納得できないという方は多いでしょう。

保険会社に連絡の上、ご自身の担当者に相談してみることをおススメします。

保険会社の事故対応力の記事はこちら

【2018年決定版】保険会社の事故対応ランキング【元担当が解説】

 

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