保険会社が同等クラスの事故代車を用意してくれない!対処法は?

元事故担当者のタキノベです。

交通事故の時に被害者は保険会社から代車を用意することがあります。
しかし、同等クラスの代車を用意してもらえないケースが多いです。

自分の持っている車種よりもランクダウンしたレンタカーを手配される、ということです。


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代車の交渉は揉めやすいケースの一つです。

被害者の言っていることももっともですね。

結論から言うと同等クラスの代車・レンタカーは難しいです。


裁判でも同等クラスが認められることはまずない

保険会社は裁判例などをもとに、妥当な賠償範囲を提示します。

なぜ同等クラスを認めないのか、と言われれば、裁判で認められないからです。

そんなことを言われても納得しづらいですね。

もう少し踏み込んで説明します。

裁判所の考え方として、被害者としても「損害を拡大しないようにする義務がある」と考えられているからです。

普段外車に乗っているからと言って、修理期間中の車も外車でないといけない、という主張は通りづらいです。


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と主張しても、裁判では国産高級車で代替できる、と判断されてしまうケースがほとんどです。

同等クラスの代車が認められやすいケースとは?

同等クラスの車が必要と判断される場合は、認められます。

認められやすい具体的な例としては、


子供がたくさんいるので7人乗りの車でないと厳しい

仕事で荷物をたくさんのせる。小さい車では仕事が出来ない

などの場合、明らかに小さな車では生活に支障がでますね。

こういったケースは認められやすいです。

また、もともとコンパクトカーや軽自動車であればランクダウンは同等クラスが用意されることは多いでしょう。

大きめの車の中でも、支障のない範囲でランクダウンの車を用意されることはあります。

代車が認められないからと言ってやってはいけない交渉

代車が認められないからと言って、感情的になってはいけません。

感情的になって思わずやってしまいがちなNG

契約者に直接請求する

これは最もやってはいけない行為です。

色々な場面で、交渉が折り合わない時、


保険会社が払わないなら契約者に直接払ってもらうだけだ

と言いがちです。

保険会社は、契約者の窓口として妥当な賠償上範囲を提示しています。

つまり、保険会社が払えないものを、契約者が別途で支払う義務がないのです。

保険会社の立場としては、契約者を守らなければなりません。

契約者に直接請求するために、被害者がしつこく連絡をすると、保険会社は弁護士に委任します。

保険会社であれば多少譲歩してくれる可能性があっても、弁護士であればかなりドライな交渉となってしまうのです。

感情的になった結果、余計に交渉の幅を狭めてしまうのでやめましょう。

では具体的な代車交渉はどうすればよいのか?

人数や荷物の関係で、同等あるいはそれに近い代車が認められるケースはあります。

その他は現実的には同等クラスは厳しいです。

であれば考え方を変えて、違う車の車種を楽しみましょう。

SUVなどの車を乗っている人は、プリウスなどの人気車種に乗ってみるチャンスです。

ベンツのSクラス、Eクラスに乗っている人は同等クラスが難しいです。

BMWの1クラスや、フォルクスワーゲンのゴルフなどのクラスであれば認められることもあります。

ランクダウンの中であれば、違う車種は認められる可能性が高いです。

認定される範囲で交渉をするのが、ストレスなく賢い選択だと思います。

まとめ

以上代車の交渉についてでした。

同等クラスは、明らかに必要な場合を除いて、認定されることが難しいです。

それであれば、認定出来る範囲で違う車種を楽しむつもりで交渉してみてください。

無過失の事故でも、保険会社に加入していれば自分の保険会社も相談に乗ってくれますので、連絡してみてください。



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