左方優先の原則と過失割合について元担当者が解説

左方優先という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

優先関係の決まっていない十字路交差点では、左側から出てくる車のほうが優先と考えられているのです。

左方優先の道路では、直進同士の出合い頭の事故は過失割合は40:60となります。

これは左側の車40%の責任があるということです。

少しだけ左側の車の方が責任が小さくなります。

どういった道路が、この左方優先が適用される道路か詳しく説明していきます。




左方優先は優先関係の決まっていない道路

あくまで優先関係が決まっていない道路の時に、左方優先というルールが適用されます。

優先関係の決まっている道路とは、一般的に以下のものが挙げられます。

・一時停止の標識がある交差点

・センターラインが交差点内も貫通している道路(優先道路)

・広路狭路(明らかに広い道路と狭い道路の交差点)

上記の3つであれば、左方優先のルールは適用されません。

例えば、仮に一時停止の標識が左方側の道路にあった場合、左側が悪くなります。

通常の判例でいえば80:20と、一時停止の標識がある道路が責任が大きいです。

左だったから、少し修正して70:30、などということにはなりません。

もともと優先関係がある道路であれば、左方優先のルールは一切適用されません

あくまで「優先関係のない道路」の場合に左方優先というルールが初めて適用されるのです。

左方優先といっても必ず40:60となるわけではない

40:60で左方が優先とされる考え方はあくまで一般的な話です。

例えばどちらかがスピード違反(時速10km以上)をすればそこから修正されます。

飲酒運転、携帯電話で通話しながらの運転…。

色々な状況も考慮されます。

40:60がベースですが、それで決定ではありません。

色々な状況をそこから加味していきます。

なぜ左方優先なのか理由があります

なぜ右方優先ではなく、左方優先なのか。

誰かが勝手に気まぐれで決めたルールなどではありません。

左方優先となったのにはもちろん理由があります。

それは日本の道路が左側通行にあることが関係します。

 

左側の道路を走行している車は、壁が死角になるため、右側の車が見えにくいです。

右側の車に気付くのは双方が交差点に侵入してから、になります。

このように視認性が要因として、左方優先のルールが出来たと言われています。

ただし、壁が無い平坦な見通しの良い道であっても、左方優先のルールはありますので気を付けましょう。

 

左方優先の事故にまつわる、よくある主張


左方優先っていうけど、道路幅なんだし50:50でしょ

ここまで読んでいただけた方にはご理解いただけると思います。

同じ道路幅、条件が同じであれば尚更左方優先が適用されます。

それは右側の方が一般的に、左方の道路の車に気付きやすいからです。

左側通行である以上、道路が同じ条件であっても、左方の車と右方の車では条件が違うのです。

 


左方優先なんだから、右側が一方的に悪いでしょ。右側が減速するべき。

交差点なので、双方に徐行義務や注意義務が課せられます。

左方優先だからと言って、徐行や注意を怠ってはいけません。

まとめ

以上左方優先についてでした。

左方優先とは言っても、どちらも注意義務・徐行義務は課せられます。

当たり前のことかもしれませんが、交差点と通るときは他方から車が出てくるか注意しながら走行しましょう。

事故が起こってしまった場合、ご自身の保険会社の担当者とよく話し合って、納得のいくような交渉をしてもらいましょう。

保険会社の事故対応力に関する記事はこちら

>>【2018年決定版】保険会社の事故対応ランキング【元担当が解説】

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