任意保険の種類 対人保険の補償内容について


前回は対物保険について説明しました。今回は対人保険についてです。想像つく方もいらっしゃるとと思いますが、対人保険とは、他人に怪我をさせてしまった時に補償する保険です。任意保険の中で、対物保険と対人保険は必須と思っています。

対象となる人は対物保険と考え方は同じで

・記名被保険者(契約者)とその配偶者
・記名被保険者(契約者)またはその配偶者の同居親族
・記名被保険者(契約者)またはその配偶者の別居の未婚の子
・記名被保険者の使用者(雇い主)

以外が保険の定義では他人です。(厳密にはもう少し細かくあります。)

上記に含まれる人を死傷させても、対人保険では対応できないということですね。




対人保険の補償範囲

対人保険は相手の怪我はもちろん、怪我によって働けない機関の休業補償や、病院への交通費・慰謝料なども補償範囲です。
ここで思い出して欲しいのは自賠責保険は怪我を補償する強制保険です。
自賠責保険入っているから対人保険は入らなくてよいかというとそうではありません。



対人保険と自賠責保険の違い

補償金額

自賠責保険には上限があります。傷害は120万、死亡は3000万円が上限です。
幅があると思われがちですが、この上限は簡単に越すことはしばしばあります。
整形外科の治療費で120万円も超えるのか、と思われるかもしれませんが、普段払っているものは健康保険を使っての支払いなのです。
自賠責保険が病院に支払うのは、健康保険での金額ではなく、本来の健康保険を使っていない時の金額です。もちろん軽微の怪我であれば、自賠責内で収まることがほとんどですが、そうでない可能性もあります。
しかも自賠責内で収まらない時は数千円数万円といった金額でなく、もっと大きな金額の可能性もあるのです。
対人保険は上限なく無制限で付けることができるので、相手に怪我をさせてしまっても、金額的な心配はありません。

病院への連絡ができるかどうか

自賠責保険では、保険会社が連絡することをが出来ません。
すべて手続きは自分でやらなくてはならず、被害者が治療費も立替えなければなりません。
当然、被害者はなぜ立替えなければならない、と立腹される方も多いでしょう。
しかし、怒られても、保険会社は連絡することは出来ません。加害者が毎回立替えるというのもかなりの手間かと思います。
対人保険に入っていると、保険会社が一括連絡といって病院へ連絡することが出来ます。
一括連絡というのは、今後保険会社がお支払いするので、患者さん(被害者)からお立替えないようにしてください、と電話をするのです。
そうすると、被害者は病院へ行っても立替をすることなく、通院することが出来るのです。

示談交渉できるかどうか

自賠責は書類でのやり取りしか出来ないので交渉が出来ません。
相手への交渉や、怪我の状況確認などすべて自分で行わなければなりません。
怪我をさせた相手に、加害者本人が直接交渉をするというのはなかなか心苦しいものがあります。
任意保険で対人保険に入っていれば、相手との交渉やけがの確認など行うので安心ですし、被害者本人も安心だと思います。

任意保険の中でも、相手側を補償する対人保険・対物保険は加入必須だと思っています。
というより対人保険・対物保険に入るために任意保険に入っていると言っても過言ではありません。
もし任意保険に加入されていない方・対物保険・対人保険に入っていない方はご検討してはいかがでしょうか。



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