当て逃げ事故は過失割合よりも警察の対応が変わる

当て逃げとは、事故を起こしたにも関わらず、現場から離れてしまうことですね。
しかし、今の世の中、ドライブレコーダーや防犯カメラ、携帯で咄嗟にナンバーを撮影、など様々な方法で犯人が特定されます。


当て逃げ犯が特定できたが今後の対応はどうなるの?

当て逃げ犯が捕まらなかったらどうなるんですか?

おもわず当て逃げしてしまった。どうしよう…

当て逃げについてはよく聞かれる質問が多いですです。

今回は当て逃げ事故の場合、どうなっていくのか説明いたします。


当て逃げ事故の過失割合は

一番気になるのが過失割合ですね。

結論から言うと、当て逃げをしたかどうかでは過失割合は変わりません

当て逃げは「悪質な行為で、許せない」「そんなの納得がいかない」そう考える方が大多数です。

私も当て逃げをされたら同じような気持ちになると思います。

でも、過失割合とは、双方がどのような状況で行動して事故が起こったか、で決まります。

当て逃げは事故後の行為なのです。

当て逃げと事故がどのように起こったかは無関係、ということが裁判での一般的な考え方になります。

では事故を起こしたら、イチかバチか現場から離れてしまった方が得ではないか?と悪い方は考えてしまうかもしれません。

しかしその答えはNOです。

 

当て逃げの場合警察から罰則がある

通常の物損事故の場合、警察から罰せられることは、よほどのことがなければありません。

しかし物損扱いでも、当て逃げとなれば別です。

警察から免許の点数&罰金があります

最終的には処置については警察側の判断ですが、一般的には危険防止等措置義務違反で5点減点です。

さらに安全運転義務違反の加わるとさらに2点減点で一発免停となってしまいます。

事故を起こしてしまったら、正直に警察へ連絡しましょう。

 

当て逃げで犯人が見つからなかった場合、保険の対応はどうなるのか?

当て逃げをされた場合、まず警察へ届けましょう。

それでも犯人が見つからなかった場合、保険を使うという選択肢が出てきます。

当て逃げ事故の場合、車両保険を使うと3等級ダウンとなります。

また、車両保険がエコノミー(車対車)+A特約だった場合、車両保険は対象外となります。

エコノミー(車対車)+A特約は相手の車が特定できている時、使える保険なので、対象外となるのです。

 

保険を使用した後、犯人を特定した場合はどうなるのか?

保険の使用してしまったら取り消すことは出来ません

仮に保険を使った後犯人を特定できたとしても、保険使用自体は取り消すことが出来ないのです。

受付の段階であれば、取り消すことが出来ます。

でも保険金を受け取った後は、等級を元に戻すことが出来ないのです

つまり、修理費用を相手から受け取るだけです。

ただ保険を使った後でも相手から修理費用を請求することは出来ます。

そのため、損害の写真や見積もり(請求書)などはとっておきましょう。

注意点がもう一つあります。

双方に過失が発生する事故であれば、保険会社が相手(もしくは)と交渉をすることが出来ます。

ただ0:100の事故、つまり相手にすべてが責任がある事故の場合、保険会社は窓口に慣れません。

相手が保険会社に加入していればよいですが、無保険だった場合、自分で相手に直接請求しなければなりません

弁護士特約の加入があれば、弁護士が相手から請求してくれるので、まずは保険会社に相談しましょう。

弁護士特約に関する記事はこちらです。

弁護士費用特約のメリットデメリット・弁護士の選び方について

 

当て逃げ被害にあった場合はまず警察へ

警察・保険会社へ連絡をしましょう。

警察は防犯カメラなど確認してくれますし、相手が警察へ連絡をしていた場合、連絡を取ってくれます。

自分の車にドライブレコーダーがついていれば、特定も楽になります。

ドライブレコーダーに関する記事はこちら

「おすすめのドライブレコーダーとその価格の相場は?」

保険会社への連絡は保険を使う、ということではなく、今後当て逃げ犯が見つからなかった場合に保険を使う可能性があるからです。

時間が経ってから保険会社に連絡をすると、保険会社としても確認事項が出てくるため面倒になることがあります。

保険を使う意思がなくとも、保険会社には連絡をしておきましょう。相談にも乗ってくれます。



万が一当て逃げをしてしまった場合は?

事故をした後、動揺して現場を離れてしまうことがあるかもしれません。

現場から離れた後、冷静さを取り戻して「なぜ逃げてしまったのか」と後悔してしまいます。

まだ間に合うかもしれません。

正直に警察へ連絡しましょう

いつ警察から連絡がくるのか、不安な日々を過ごすのはつらいでしょう。

あくまで警察の判断になりますが、現場から離れても、そのあとに警察連絡をして、反省の意を伝えれば減点及び罰金がなくなるケースもあります

相手にも謝罪の意を伝えることは忘れないようにしましょう。

相手にも謝罪する際は、注意点があります。

それは全部払う、などの約束はしないことです。

あくまで保険会社に任せています、と伝えましょう。

先ほども述べましたが、当て逃げ事故だからと言って100:0の事故とは限らないからです。

さらなるトラブルの元になるため、具体的な約束は避けましょう。

 

まとめ

以上当て逃げ事故についてでした。

加害者も被害者もまずは警察や保険会社へ相談しましょう。

当て逃げも含めて事故に遭わないのが一番ですが、何が起こるか分かりません。

当て逃げにも対応できる保険か今一度確認してみてください。



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