元担当者タキノベです。
事故に遭った時に、車が全損と判断されることがあります。
全損とは、そもそも修理が出来ない、もしくは修理費用が車の価値を上回るときのことです。
全損の時には車の価値(時価額)しか補償されません。
修理が難しい、あるいは修理することで逆にお金がかかってしまうのであれば車の買替を検討しなければなりません。
保険会社は被害者に対して代車を用意してくれます。
しかし新しい車が納車されるまでずっと代車を出してくれるわけではありません。
修理する場合は修理期間を代車を用意してくれますが、買い替えの場合は違うのです。
裁判の判例を基準に2週間の限度として提示してくることが多いです。
と主張する方は多いです。
被害者の気持ちを考えると、もっともな主張だと思います。
でも保険会社は過去の判例などをもとに賠償を提示しています。
やみくもに「全部払え!」といっても状況は変わりません。
どのように交渉していくべきか説明いたします。
目次
具体的な代車期間を提示する
担当者としても、納車がいつまでかかるか分からない状況で、納車まで代車出しますとは約束できません。
具体的に日数を提示してみましょう。
例えば
「納車が18日後なので、2週間とは言わずにそこまで見てもらえませんか?」
などです。
担当者の本音としても、早く解決したいという気持ちがあります。
2週間分しか絶対払わない、ということではありません。
具体的な日数を提示すれば柔軟に対応してくれる可能性が高いです。
1か月などであれば難しいですが、数日であれば相談に乗ってくれるでしょう。
安い代車に乗り換える
数日延びたくらいでは間に合わない場合もあるでしょう。
そんな時は安い代車に乗り換えても良い、ということを提示してみてください。
保険会社も2週間という判例で提示していますが、費用対効果も考えています。
例えば日額5,000円の代車を2週間とすると
5,000円×14日間で70,000円です。
それが日額3,000円で3週間手配、とすると
3,000円×21日間=63,000円。
3週間出したとしても、保険会社としてもメリットが大きいです。
そして被害者にそこまで我慢してもらっている、ということも担当者立場からすると、認定しやすくなる理由になります。
早めに代車を返すメリットもある
と言われたらカチンとくる方も多いと思います。
しかし冷静に交渉しましょう。
2週間以内に代車を返してくれるのであれば、その浮いた費用分を車の価格に上乗せしてもらえることがあります。
例えば4日間で代車を返却したとすると、
3,000円分×10日(=14日-4日)の30,000円を受け取れるのです。
ちなみに3,000円というのは、みなし代車費用としての一般的な相場です。
代車期間の交渉と並行しながら、早めに新しい車を見つけてしまいましょう。
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車の購入を決めればディーラーが無料を出してくれることも
車を買い替えるのであれば、代車についてディーラーと相談してみましょう。
ディーラーとしても、当然車は購入してほしいので、喜んで無料代車を貸してくれるところが多いです。
無料代車に乗り換えてしまえば、保険会社の代車を返却できます。
時価額が上乗せされれば、その分車の購入できる選択肢も広がります。
時価額の交渉の記事はこちらです。
廃車にする事故車はどうするのか?
修理工場で預けているのであれば、その修理工場がそのまま引き取ってくれることもあります。
ただ廃車費用がかかる場合もあります。
廃車費用が掛からなくでも、買取とはならず、1円もならないこともしばしばあります。
廃車にするのであれば、事故車買取業者であるタウはおすすめの一つです。
無料で引き取りに来てくれますし、どんなエアバックが開いてるなどの大破している車でも意外な金額になることもあります。
相手保険会社から時価額を払われる場合は、相手保険会社が車を引き取ります。
時価額の交渉の他にも、車の引取についても交渉してみましょう。
買取業者タウでまず見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
もちろん見積もりは無料でできます。
株式会社タウ
まとめ
以上全損と言われたときの代車期間の交渉についてです。
代車の交渉はある程度の譲歩するポイントも見つけることが必要になります。
代車を交渉しすぎると、一番肝心な時価額の交渉が難しくなることもあるのです。
代車の交渉に力を入れ過ぎず、平行して新しい車を見つけることに注力したほうが良いと思います。
ディーラーまで足を運んで直接相談するのもいいですし、ネットで車を探してみるのもお勧めです。
自分で見積もりを取ってからでディーラーに行けば、ディーラーとの交渉材料にもなります。
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