任意保険の種類 対物保険の補償内容とは

任意保険には大きく分けて4種類の保険があります。

対物保険・車両保険・対人保険・人身傷害保険、搭乗者傷害保険の4つです。

5個じゃない?という声も聞こえてきそうですが、人身傷害保険・搭乗者傷害保険については別の記事で説明いたします。

今回は一番基本的な対物保険について説明いたします。



対物保険とは

車の事故で、他人の財物について損害を与えたときに補償するものです。

車に乗っていた時、他の車や自転車・建物などの財物に接触して損害を与えてしまった。

そんな時に対応してくれる補償してくれる保険です。

ここで注意するべきなのは「他人」の財物について対象となる、ということです。

・記名被保険者(契約者)とその配偶者
・記名被保険者(契約者)またはその配偶者の同居親族
・記名被保険者(契約者)またはその配偶者の別居の未婚の子
・記名被保険者の使用者(雇い主)

以外が保険の定義では他人です。例えば、契約者が奥さんの車にぶつけた、などは対象外となります。(厳密にはもう少し細かくあります。)

別居の兄弟の所有物は対象になります。結構ややこしくて、担当しているときは家族との接触事故は毎回約款を見直していました(笑)

直接壊したものはもちろん対象ですが、それによって間接的に生じた損害も対応することがあります。

例えば、普段通勤で使っている車が修理中、移動手段がないための代車費用や、店舗の建物に損害を与えた場合に修理期間中営業できずに減少してしまった売り上げ費用などの休業損害なども補償範囲内です。

上記のような間接損害は本当に損害として発生しているか、など調査する場合もあります。

基本的には補償金額は無制限で入ることをお勧めします。建物などに接触してしまった時など、賠償金額がいくらになるか分からないからです。



対物超過特約について

対物保険の中には対物超過特約というものがあります。対物保険に自動で付帯されている保険会社もありますが、任意で加入を選ぶ保険会社もあります。

対物超過特約とは車の修理費用が車の価値を上回ったときに対応できる保険なのです。

例えば車が10万円の価値(時価額と言います)だとすると、修理費用が50万円だとしても、10万円までしか払われません。

これは対物保険が無制限などは関係ありません。

正直非常に揉めます。当然の感情だと思います。何も悪くない被害事故なのに、車を使えなくされて、修理費用もすべて払ってくれない。

でも、賠償の考え方はあくまでそのものの価値が限度なのです。これは裁判でも同じです。

しかし被害者はそれでも納得できません。保険会社が払わないなら直接お前が払え、などと連絡が来てしまうこともあります。

賠償上必要なものを保険会社が払うので、契約者が負担する必要はないのですが、相手から直接連絡が来たり、今後も連絡が来るかもしれない、なんて考えると非常に心苦しいですよね。

そんな時、その車の価値+50万円(今回の例でいえば10+50=60万円)までの修理費用を対応できる、という特約なのです。

これが付いていないことでトラブルになってしまうことが多いです。ぜひおすすめの特約です。

ちなみに、時価額+50万円の修理費まで対応できると言いましたが、チューリッヒ保険のみ、時価額を超えても無制限で対応できる、という内容の設定にできます。

対物超過特約はご加入されている方のほうが多い特約です。ご自身の保険にもついているか確認してみてください。

 

以上対物保険についてでした。対物保険と次回説明する対人保険は任意保険を加入するにあたってマストな保険と思っております。

対物保険・対人保険のために任意保険に入ると言っても過言ではありません。

当サイトを通して、保険を見直すきっかけになれば幸いです。

※あくまで一般的な保険内容について説明しています。基本的には補償内容・考え方は同じですが、保険会社によっては若干補償内容、定義が変わることがあります。



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